7191DKG型防じん防毒併用マスク
ガス濃度0.1%以下有機ガス用吸収缶に区分L3対応の高性能アルファリングフィルターを内蔵した防じん防毒併用タイプのマスクです。
会話のできる伝声器付
7191DKG
興研株式会社製
国家検定第N179号
質量 145±20g
特 長
- L3クラス(DOP粒子99.9%以上の捕集効率)に対応
防じんマスクの国家検定規格における粒子捕集効率試験と同等の試験をおこなっています。
放射性物質やダイオキシン類など有害性が高い粉じんに曝露するおそれがある作業に適しています。 - シリコーン面体(肌に優しく柔軟性に富み、肌荒れしにくくソフトな装着感)
- マスクを付けたまま会話のできる伝声器つき
使用可能な環境条件
7191DKG半面型防毒マスクの使用可能な環境条件は、下記の1,2,3のすべてに適合した場合です。
これらの条件に適合しない場合は、送気マスクや空気呼吸器など環境条件に合った保護具をご使用ください。
1.環境中の酸素濃度が18%以上あること。
防毒マスクは、環境空気中の有毒ガスのみを吸収缶でろ過または無毒化させ呼吸するものですので、環境中の空気自体が酸素欠乏空気であっては、酸素欠乏を起こしてしまします。
2.常温、常湿および常圧の環境であること。
防毒マスクの除毒能力に影響を与えます。
3.環境中の有毒ガスの平均濃度が0.1%ただし曝露限界の10倍を越えないこと。ただし1日の使用時間が30分未満の場合は、平均濃度0.1%ただし曝露限界の30倍を越えないこと。
例えば、環境中の有毒ガスがトルエンとすると、トルエンの曝露限界は0.005%(50PPM)と定められているので、1日30分を越えての作業をする場合は0.05%(500PPM)まで使用が可能です。
曝露限界は、ほとんどすべての労働者が連日繰り返し曝露されても健康に有害な影響を受けないと信じられる有毒ガスの濃度の限界です。曝露限界には、日本産業衛生学会の勧告する許容濃度値を適用します。ただし許容濃度値が定められていない有毒ガスなどにあっては、ACGIH(米国産業衛生監督官会議)の勧告するTLV−TWA値を使用します。
種類および物質の名称 | 管理濃度 |
アセトン* | 200ppm |
イソブチルアルコール | 50ppm |
イソプロピルアルコール | 400ppm |
イソペンチルアルコール | 100ppm |
エチルエーテル* | 400ppm |
エチレングリコール モノエチルエーテル |
5ppm |
エチレングリコール モノブチルエーテル |
20ppm |
エチレングリコール モノメチルエーテル |
5ppm |
オルトージクロルベンゼン | 25ppm |
キシレン | 50ppm |
クレゾール | 5ppm |
クロルベンゼン | 10ppm |
クロロホルム* | 10ppm |
酢酸イソブチル | 150ppm |
酢酸イソプロピル | 250ppm |
酢酸イソペンチル | 100ppm |
酢酸エチル | 200ppm |
酢酸ブチル | 100ppm |
酢酸プロピル | 200ppm |
酢酸ペンチル | 100ppm |
酢酸メチル* | 200ppm |
四塩化炭素 | 5ppm |
シクロヘキサノール | 25ppm |
シクロヘキサノン | 25ppm |
1,4−ジオキサン | 10ppm |
1,2−ジクロルエタン | 10ppm |
1,2−ジクロルエチレン* | 150ppm |
ジクロルメタン* | 50ppm |
N,N−ジメチルホルムアミド | 10ppm |
スチレン | 20ppm |
1,1,2,2−テトラクロルエタン | 1ppm |
テトラクロルエチレン | 50ppm |
1,1,1−トリクロルエタン | 200ppm |
トリクロルエチレン | 25ppm |
トルエン | 50ppm |
二硫化炭素* | 10ppm |
1−ブタノール | 50ppm |
2−ブタノール | 100ppm |
メチルイソブチルケトン | 50ppm |
メチルエチルケトン | 200ppm |
メチルシクロヘキサノール | 50ppm |
メチルシクロヘキサノン | 50ppm |
メチルブチルケトン | 5ppm |
物質名の後に*印のついている物は使用可能ですが使用時間が試験ガスに比べて短いため、注意が必要です。